2017年11月28日火曜日

2017年11月24日金曜日

早く寝たので、早く目が覚める。
ポイントに移動すると、わっ、いい波じゃん!
しかも誰も入ってない!
ソッコーで着替えて、よし行くぞ−!
あれ?
リーシュ忘れた・・・。

しかたなくノーリーシュで入ることに。
初めての場所で、手前にはざくざくのリーフ、さらに波もどんどんサイズアップ。
もしボード流したら、完全にぼろぼろになりそうなロケーション。
かなり慎重にやりました。
その後もお一人ローカルの方が来られただけで、貸し切りでした。
ローカル「横浜から来たんですか?」
俺「ええ、神奈川から」
ローカル「これ狙ってきたんですか?」
俺「や、昨日今日と関西出張でたまたまなんです」
ローカル「持ってますねえ」
とお褒めのお言葉をいただいた。

それにしても、駐車場といい、シャワーといい、完璧なロケーションなこのスポット。
紹介いただいた青爺に感謝です。

一時間だけ波に乗り、京都へ移動。
ちょうど天橋立の近く。
「富士酢 飯尾醸造」
黒酢を求めて早二年、ようやくここにたどり着いた。
どんだけスゴイかは、トオルさんのインスタから。

meguropolitanここ数年ひと夏で二本の黒酢を飲みようになった。銘柄は京都飯尾醸造の富士玄米黒酢でひと瓶500cc。
京都といっても天橋立がある宮津湾の東の半島にある。近くの契約農家は無農薬でお米を作りあげ、醸造家はお米だけで酢を作る。
当たり前の事が珍しい世の中になって久しいが、真っ当なものはやはり旨い。ぼくは玄米黒酢を水で薄めて飲むのだから、不味ければ自然と飲まなくなる。脳はぼく以上にシビアだから。
その飯尾醸造がとても凄いものを作っている。120mlで800円するからおいそれとは買えない。けれどワンショット1,000円のシングルモルトを飲む奴が言う台詞でもない。大量生産が引き起こした低価格化は不平等なモノサシを生んだ。真面目にものを造っている生産者は、消費者を軽薄だと思う事もあるだろう。けれどそれは木村秋則のりんごだけで造った酢といえば納得するかもしれない。奇跡のりんご酢というわけだ。
飲んでいる玄米黒酢と比べてどうか、うん酢は酢だと思う。りんご酢のほうが酸味が多少シャープなのでより好みではあるけども。
味でいえば黒豆酢の方が特徴的で、僅かに納豆臭があって味もコクがあり円やかだ。アミノ酸は玄米黒酢の3倍もあるそうだ。
LVMHが注目したり、向笠千恵子氏の著作『日本人が食べたいほんもの』でトリを飾ったりする飯尾醸造だが、ぼくは知らず方々試した末にいきついた。大概のものは飲めずに調理用となった。酢を水で薄めて飲むというのは、不味い水を飲む以上に難しいものだから。


こんな感じ。
到着すると早速会長が蔵見学を案内してくれた。
会長のとても熱い情熱が伝わってくる。
その後は社長で息子の飯尾さんと具体的な打ち合わせ。
場所は飯尾醸造が経営するレストランで。
大筋合意で、富士酢の原料をZENの商品に使用することを承諾してくれた。
俺、これってすごいことだと思うんだよね。
日本の伝統食を大切にしたい気持ちがいろいろな人に出会わせてくれて、最高の原料にたどり着く。
ほんとうに感謝です。

そんなことをいろいろ想像しながら七時間かけて帰路に。
偉大な出張だった。