2014年10月21日火曜日

「山よりだんご」について

「山よりだんご」について



今月から「山よりだんご」のテスト販売が始まった。
プロショップで、ZENを取り扱っている店舗のみで販売を始めてもらった。
それは自分が販売を培ったすばらしい経験が、その場所にあったからだ。
良いことも、悪いことも、お店のオーナーと意見交換しながら、商品開発したり、製造したりしてきた。

ただ、それが「食品」というジャンルになるとは、正直自分でも驚いている。
それ自体も自分自身の「食」そして「健康」というものへの経験から、そうなったのである。

「山よりだんご」の開発に関して、もう一つ重要なきっかけがある。
それは、東日本大震災だ。















この「スポーツ」というジャンルの仕事は、こういう災害ともなると、全く業務が機能しなくなることを経験した。
すべてが自粛。
スポーツや娯楽はすべてなしだった。

どうしようもなかった。
だからすぐ結論が出た。
「ボランティアに行こう・・・。」






















被害の大きかった宮城県には大勢のお客さんや仲間がいた。
だからまずは宮城県にボランティアに行くことにした。
3月の後半になると石巻で募集が始まりそこに参加した。
















いろいろな知り合いに協力してもらい、支援物資をかき集めた。
そのとき、
「会社として提供できる物資があると良いなあ・・・」
と感じた。
そうした思いがこの「山よりだんご」の開発に対して、大きなきっかけとなったのだ。


そして何よりも成分と素材、そして味にこだわり、さらにはスポーツの時でも利用してもらえる商品にしたかった。
そのテストを快く受け入れてくれたのが、相馬剛選手。
トレイルランナーでZENのサポートアスリートである。
「甘さ」と「固さ」にとてもこだわりを持って、幾度もテストしてくれた。
一番最初に彼に報告したかった。
その彼は、7月に出かけたスイスから、まだ戻ってこない。
















生産力に関して、まだまだ問題はあるが、お客さんからの反応は悪くない。
メジャー販売には、まだ時間がかかるが、いろいろな仲間、オーナー、そしてアスリートたちに支えられながらここまできた。
感謝の気持ちを持ってこれからも取り組んでいきたい。